最寄りのファミマで、こんな代物を見つけてしまった。
「ラ王 焦がし激辛豚骨」
瞬間、私はこいつと戦う運命にあると、悟ったのであった――
目次
これまでのあらすじ
先日、私はある激辛商品に手痛い敗北を喫した。
その名は北極ブラック。
壮絶な辛さに私は悶絶し、ほとんどマトモに食えなかった。
学生時代、大学近くの激辛で知られるカレー屋で普通に昼食をとり、ココイチでは2辛ならおいしく食える私は自分の辛さへの耐性について、
「Ainowo氏ほど辛い物がとてつもなく得意なワケでは無いが、そこまで苦手では無い」
と思っていた。
しかしこの敗北。自信が揺らぎ始めた。
そして、内心
とか見くびっていた野郎が俺が食えなかったアレを完食してるじゃないか……!
屈辱。ただひたすらなる屈辱。
これは……何らかの形で証明せねばならない。
俺が! 辛い物を! 普通に! 食えることを!!!
対決の時
ある日の早朝5時。
翌朝仕事なのに前夜の21時~1時半くらいに寝てしまって寝れなくなるという愚行を犯した私は対決を敢行した。
お湯を入れ、指示通りに5分待つとこんな感じ。
山椒を練りこんだ麺の影響か。
若干スープに色が付き始めているように見える。
なんと不穏で、不気味なことだろう。
ショボい相手じゃ闘う意味が無い。自然と闘いへのモチベーションが高まる。
そして、調味料を投入――
一気に禍々しさが増した……ってほどでも無いか。
一風堂とかマー油入れればこんな感じだしね。
ともあれ、準備は整った。
いざ、尋常に――
実食
覚悟を決め、一口目を口に入れる。
………!?
これは………
普通においしく食えるな。
いやこれ普通においしいですね。
濃厚な豚骨スープを、黒マー油がまろやかで格調高い風味へと仕上げる。
まろやかさの中で、唐辛子と山椒の辛みがいいアクセントとなる。
そして、鼻へスーッと抜ける山椒の上品な香り……
なるほど。これは旨い。
だが申し訳ない。
これは「激辛」では無いね???
てな訳で、楽々麺は完食。
真の闘い――スープへ挑む
分かってるさ。
これで闘いが終わらないってことくらい。
「スープを飲み切る」すなわち、完飲。
それが勝利の条件。
俺と奴の最後の闘いが始まる。
あまりガッカリさせないでくれよ――俺に地獄を、見せてくれ……!
……
………!!
そこに地獄は無かった。
普通に旨かったです。
何の苦労も無く完飲してしまった。
私は勝利した。
あとがき
この商品、普通に旨かったです。
でも、絶対これは「激辛」ではない。それは断言できる。
よって、冒頭で掲げた「私が普通に辛いものイケる」ってことを証明するアピールには全くなっていないと言わざるを得ない。
まあ、ほどほどに辛いものがイケる方にはオススメです。
↓のAmazonかファミマで売ってますよ。
※編集担当しなー追記
コメントを残す