僕の友人に一人、可愛そうなやつが居るんですよ。
頭もいいし、性格もいい。立ち振舞も上手いし、才能の塊だし、めちゃくちゃ凄いやつだなぁって尊敬出来るやつなんですが、一点だけ、一点だけぶっ壊れててホント可愛そうなんですよね。
彼、味覚というか、口内の痛覚が麻痺しきってしまってるんですよね。
そんな彼が先日、こんな記事を上げてました。どん。
うっわぁ……。こいつマジで何してんだよホント……。
って感じで半ば彼の異常性については諦めながらこの記事を読んでたんですが、そしたらもうひとりの共同執筆者もこんな記事を上げてました。どん。
お前……。お前はまだまともな味覚してると信じてたのに、なにしてんだよ……。
なにレビュー記事書いちゃってんだよ……。僕も書かなきゃじゃんかよ……。
「辛辛魚の記事、当然書くよね?」
とのそこはかとない同調圧力を感じた僕は、ローソンにての商品を購入。日本人としての脆弱性をこれでもかとばかりに遺憾なく発揮しつつ、お湯を注ぐに至るのであった。
実食に至る病

この商品は所謂辛辛魚の兄妹的な商品。あの辛辛魚さんがあれだけ辛かったんだから、当然これもかれぇんだろうなぁなんて思ってたんですが……

見た目からして存分にわかる。これあいもかわらずダメな奴だわ。
だって赤いもん。異常なまでに赤いもんね、これ。
これを先輩と2人で食べてたんですが、これの匂いを嗅いだ先輩が思いっきり鼻を抑えてのたうち回ってましたからね。
視覚と嗅覚。その二つのベクトルから僕にその危険性をこれでもかと教えてくれる親切設計なこの商品。
果たして肝心の味覚はどうなのでしょうか。
僕の親愛なる友人である共同執筆者のAinowoは

なんて言ってたので、多少はマイルドになっているのでしょう。
辛味系クソザコと名高い私ですが、「辛辛魚に関してはプライベートでも買って食べるぐらいに気に入ってたりする意外と好んで食べている」という裏話があるぐらいには、辛味への耐性がついていたりするのです。
何とかなる。そう思い込み、思い切って一口すする僕。
これは!
僕が好んで食べていた、あの辛辛魚の味!
味覚障害者御用達と噂されるあれですが、実はあれ、味は頗る美味しいのです。
それとほぼほぼ同じ味!
にんにくが前面に押されていたこともあって、多少にんにくのスパイシーさは含まれていますが、基本的な風味は辛辛魚と全く一緒!
これには全国1000億人の辛辛魚ファンも納得でしょう。
さて、そして肝心の辛味ですが……
かーなーりーインパクトありますね。
一口目から唇とそして舌、喉の入り口辺りが激痛に侵食される感覚。
もう辛いんじゃなくて、痛い。とにかく痛い。
口の中で激痛がタップダンスを踊っているかのような、そんな錯覚に襲われるぐらいには激痛です。
どうなんでしょうか。これが激辛好きの人達にとっては気持ちいいのでしょうか?
正直カケラもこの良さがわかりませんが、Ainowo辺りはこの辛味で絶頂に至ってしまっているのでしょう。とてもじゃないが理解が及びません。
一口でこれですからね。あと何口分あるんだ!?
と思って残量を覗き込んだ時の絶望感ったらもう。
一口毎に死んでいく僕の味蕾。食べるたびに一つずつ丁寧に、そして残酷にその辛味が舌に絡みついてきます。
しかしながらこの商品の残酷なところは、そんな劇的な辛さがありつつも旨いところなんですよね。
激痛の中で鼻に抜けていく豚骨の風味。その濃厚な豚骨の風味に負けるどころか、より一層深く深い風味に引き立てる、これまた濃厚な魚介の風味。
そう、僕はこの味を楽しみたくて、こんな痛点が無い人間が食べるような商品を食べているんだ……と、気がつかされる美味しさを誇ります。
異常に辛いんですけども、異常に旨い。
そんな辛辛魚の味を忠実に再現しつつ、にんにくの風味を加えることで辛辛魚の味に親しみ切った層にもパンチを与える、ちょっと違った味付けにしてくれています。
月並みな感想にはなりますが、とても旨い。本当に旨い。
でもね、流石にここまで辛くなくてもいいんじゃない……?
個人的には辛辛魚の辛さ1/10バージョンみたいなのが切にほしい。
味はまじで旨いのに、この辛さで殺しに来られるから、ちょっと食べるのに勇気が必要なんてレベルじゃないんですよね……。
まとめ
はい、という訳で辛辛魚のまぜそばバージョン、非常に美味しかったです。
ただね、これはマジで辛い。
個人的な感想としては普通の辛辛魚より辛いんじゃ?って感じ。
汁が無い分、麺に辛味成分がこびりついてくるので、啜った唇が痛いこと痛いこと。
どっかの共同執筆者は

とか言ってましたが、あれは嘘。絶対にこっちの方が辛い。
やっぱ痛覚壊れてるよ彼は。
とは言え辛辛魚シリーズ、本当に美味しいので、
「多少はからさに耐性あるよ!」
って人は是非挑戦してみては如何でしょうか?
結構美味しいので、是非チャレンジしてみてください!
さて、今回はこのあたりで失礼をば!
僕も喰うハメになるんだから、もう二度と辛い系の記事書くなよAinowo!!!!
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