今回は『Anthem』というゲームについてお話ししたいわけなんですが、
このゲーム、一行で説明すると、
Biowareが開発、EAが販売を行っている、ハクスラロボ(パワードスーツ)アクションゲーです。
色んな意味で話題のゲームなので、名前は聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。
詳しいゲームの内容は他のサイトに任せるとして、発売から約1か月ほど経った今作が、結局面白いのかクソなのかについて、私見ですが述べていこうと思います。
目次
『Anthem』の良いところ
まず初めに言っておきます。僕はこのゲーム、
面白い
と思ってます。が、同時に
残念な部分もある
と思っています。ですので、その両方の面について、話していければと思っています。
このゲームの良い点について
①動かしていて楽しいジャベリン操作
まず、良い部分の筆頭と言えるのは、ジャベリンの操作がとにかく楽しい、という点です。
このゲーム、ジャンプ中に特定のキーを押せば即飛行モードに移行できるのですが、変な溜め動作とか加速とか必要なくいきなりトップスピードで移動できるんですね。
飛んでいる際の自機制御も多少慣れが必要ですが、慣れてしまえば自在に方向を操れるようになり、とにかく飛んでいるだけでも楽しい。
その場ホバリングや回避動作などもあり、それらを駆使して戦場を自在に飛び回りながらうまい具合に敵を処理できるともう脳汁ドバドバですよ。楽しい。
②ジャベリンがかっこいい
これ、完全に自分の好みですが、ジャベリンがかっこいいです。
どこが好きかと言えば、何といっても
脚
ですね……。
ジャベリンの脚ってよく見ると鳥の脚みたいな、常につま先立ちをしているような形状になっています。
有り体に言えば、アーマードコアシリーズの逆関節機と同じような脚部の構造になっているんですよ。
もうね、アーマードコアの逆関節大好き人間からすると辛抱堪らん感じなわけでございます。
はぁ……好き……(限界逆関節オタク)
また、形状だけでなく、自由にパーツを組み替えてオリジナルの見た目にカスタマイズできる要素があるのもよいですね。
とは言え、現時点ではそこまでパーツが多くない……?ので今後続々追加されるのに期待といったところでしょうか。
『Anthem』の残念なところ
続いて、残念なところについて
①エラー落ち、進行不能バグの多さ
なんといっても、個人的な残念筆頭はこの点でしょうか。
最近は若干減った気もしますが、とにかくエラー落ち、進行不能バグが多い。
自分自身も一時期特定のクエストの特定の個所で全く進めなくなった時期があり、さすがにその時は投げかけました。
結局、その後再インストールしたら上手くいったのですが……
その他にも、マップを大移動しているとテクスチャがおかしくなってきて最終的にはエラー落ちしてしまったり、フラグの処理がうまくいかずに敵がいつまで経っても無限沸きし続けてミッションが進行しなくなったりと、ネット上の報告を含めるとバグに関してはお世辞にも少ないとは言い難い状況です。
②洗練されていないハクスラ、トレハン要素
こちらに関しては、まず下の記事を読んでいただくのが良いでしょう。
こちらの記事はまだ、発売されて一週間程度での記事で、現在は少しずつ改善の兆しは見られています。
その改善が本当に少しずつすぎるのも問題で、根本の問題である、労力に対して報酬の質が見合っていない問題と高難度に挑む意義の薄い問題に関しては、2019/03/17現在でもまだまだ改善の余地は残っている状況です。
開発側はしきりに改善の意思はあるということをアピールしているので、こればっかりは信じて期待するしかありませんね。
『Anthem』の賛否両論なところ
最後に、『Anthem』で賛否両論(良いとも悪いとも言いがたい)な部分を述べていこうと思います。
①ストーリーが難解
この『Anthem』という作品は何かの作品のスピンオフだとかシリーズの一部だとかではない、完全オリジナルの新規IPなのですが、かなり重厚な世界観が作品内に構築されています。
『フリーランサー』『ドミニオン』『アルカニスト』『具現者』『レリック』『暴虐の渦』『創世の賛歌』……などなど、専門的な用語が次々飛び出してきます。ストーリー上ではほぼ何の説明もなく。
言ってしまえば、本作はこの点において、『パルスのファルシのルシがコクーンでパージ』される某作品と同質の問題を抱えているわけです。
作中に『ジャーナル』という世界観を補完するゲーム内資料を閲覧できる場所があるのですが、
裏を返せばそこにある膨大な量のテキストを読み込まなければ世界観をすべて把握することが出来ません。
もちろん、本作はストーリーに関しても作りこまれてはいますが、決してそれだけが売りの作品ではないので、ストーリーを理解できなくても十二分に楽しむことは出来ますが、なまじ作りこまれた世界が展開されているだけにもったいないなあという気分にさせられます。
②キャラクター造形
これも、本当に個人の感想なのですが、キャラクターが必ずしも美男美女ぞろいではないという点が個人的には気になりました。
こんなことを言ってしまうと、じゃあ一生ギャルゲーでもやってろよというような話になってしまうかもしれないのですが、
それにしたって『Anthem』に限らず昨今の洋ゲーはキャラの顔を悪い意味で『リアル』にしすぎではないですか……?
だって、現皇帝の血筋を引いた皇位継承権のある、いわば皇族のお姫様ながら、軍のような組織に自ら属しているお転婆で活発なキャラクターと聞いたらですよ?
なんかいい感じのキャラ造形を期待しませんか?
だってお姫様ですよ?
それで、お出しされた実際のキャラがこれです。
ぶコ抜
どう思うかは人次第だと思いますが、僕は悪い意味で『リアル』だなと思いました、まる。
だってゲームの世界ですよ?
もうちょっとくらいファンタジーな世界に浸らせてくれたっていいじゃない!
ポリコレなんてクソだよクソ!!
まとめ
ここまで、『Anthem』の良い点、悪い点、評価の分かれる点についてあげてきましたが、総評としては
アクションが楽しくジャベリンもかっこいいという点で遊んでいて面白さは感じられるゲーム、ただし改善点はまだまだ多数ある
という感じのゲームであると思っております。
正直なところ、今すぐ遊ばないと損する!というゲームではないかなと。
今やりたいゲームがあれば、それに一区切りがついた段階で遊んでもよいのかもしれません。
きっと、その頃にはもっといいゲームになっていることでしょう。
ただ、今は絶対に遊ぶな!ということでもなく、このゲームはクリアしてレベルを最大まで上げてからがスタートという感じのゲームなので、今のうちからやっておけば、今後追加コンテンツが出てきた際にすぐにそれを楽しむことが出来るかと思います。
要するに、現時点ではまだまだ問題点はあるので、それが許容できそうなのであれば買い、という感じです。気になってみたら是非やってみてください。
今回はこの辺で。ではでは。
Ainowo
関係ないけどBiowareの『ネヴァーウィンターナイツ』は超名作なので、みんな、やろう!(小声)
コメントを残す