書くネタが、無い。
マジで無い。どうしよう。
仮にも「20代のうちに文筆に関連する職に就きたい」とかほざいている人間にあるまじきアンテナの低さである。
とは言え、
と言っては真面目に取り組んでいる共同運営者たちに顔向けできない。
さてどうするか……久々にクソ会社の悪口でも書くか……？
あ、一個悪口書けるな。
てなわけで、クソみたいなライター・編集志望の人間による、クソみたいな会社に関する、クソみたいな論考でも書こうかと思う。
目次
辞令が出たはいいが……
出典:http://shojo.eiko-p.co.jp/OnlineStore/images/j_01.gif
話は遡って、11月2日。
前日休みだった私は同じ店舗の後輩社員から、
「ぱいせんさん、支店長(※)から電話が来てます。明日掛け直して下さい。」
※弊社は各地区(愛知・静岡だと1地区おおよそ2～3市町村くらい)を管轄する支店のようなものがあり、そのトップに支店長がいる。社内では支店・支店長共変な横文字の呼称が存在するが、分かりにくいし特定されたくないのでこの呼称で代用する
という不穏過ぎるLINEを受け取った。何の説教だよ……陰で「ハゲ」とか言ってたのがバレたか……？
とてつもなく不安を感じながら出勤し、支店長に電話。すると……
支店長「ぱいせんさん、11月12日から沼津に異動です。」
いきなり10日後の異動を命じられた。何やねんこのクソ会社。
衝撃の電話から約1時間後、異動の書類を携えた先輩社員がいらしたので目を通す。すると……
実は弊社、独身の若手社員にはアパートやマンションを格安で住める寮として用意してくれる。
今私が住所を置いてる豊田の家もその一つである。
クソブラック企業にしては、気前がいいとは思う。思うのだが……
異動と同時に、新居が用意されるとは限らない。いや、むしろ後から用意される方がデフォらしい。
さすがクソブラック企業！ おれたちにできない事を平然とやってのける！
そこにシビれる！あこがれるゥ！
……ワケねーだろ。ざけんな！
そんなこんなで、異動後しばらくの間のホテル暮らしが確定した。
始まらない引越し
出典:https://mansion-market.com/sapuri/wp-content/uploads/2016/03/hikooshi.jpg
引越しをどうしていいか分からない私は、前月同じく異動になった同僚に相談。
すると同僚からは……
「引越しは始められないので準備だけ進めるしかない」という旨の返答。
はえ～……
まあ、新住所が分からねえのに引越しもクソも無い。
そして、仕事で疲れてる中夜に準備を進める気力もなかなか沸かない。
そうするうちに、最終出勤日である11月9日を迎えた。
仕方なく私は荷物を殆ど乱雑なまま放置し、「所用」のため上京。そのまま新店配属日を迎えたのであった。
所用。最高だった
ホテル暮らし、1ヶ月を超える
一番お世話になった伊豆長岡の旅館・ニュー八景園。屋上の露天風呂がステキ
無事、私は新店舗に着任した。
温かな地域の人たちや従業員の方々、高圧的でなく優しい上司、豊田時代ほど激しくないノルマへの圧、激減した残業時間と増大した余暇の時間。
多くの状況が、好転していた。
とすら、思い始めていた。が、二つだけ重大な問題があった。
片方は割と激ヤバ話なので、気が向いたら後日話す。今回はもう一つについて話そう。
そう、家が無い問題である。
新上司からも沼津支店長からも、「ごめん。まだ家は決まってない」という謝罪以外新情報が無い状態が続いた。
沼津支店長に至っては「お前、まだ家決まってないのか」と言い放った。これには私も唖然とする他無かった。
その間私は、沼津駅前やら古奈温泉やら伊豆長岡温泉やらのホテル・旅館を転々とする羽目に。
連休ともなれば宿代を浮かせるために、川崎の自宅に帰宅したりもした。
事実上の住所不定状態。チェックイン・アウトの度に運ぶ大荷物。まあ面倒なことこの上無い……
そしてこの状況、負担は私だけでなく会社にもかなりいく。
弊社では異動に際して、
- 赴任手当:33000円(独身の入寮者)
- ホテル代:8000円(1泊)
- 赴任日当:1500円(新居入居までの間、新任地で1日過ごす毎に支給)
といった規定で経費が支給される。
既に私は20泊くらいはしているし、新任地で20日以上勤務している。
33000+8000×20+1500×20=223000……1人の人間を異動させるのに、25万円前後かかっていることになる。
出典:http://pocketmoney.xyz/wp-content/uploads/2015/08/gf1120031981l.jpg
何たる浪費であろうか……こんなことに金使うんだったら設備投資とかオーナーの負担軽減とか昇給に使った方がいいのでは……？ てか俺異動させなくて良くね……？
なんだか弊社の金の使い方を心配せざるを得ない。暗澹たる気持ちにさせられる。
悪いことばかりでもない？
とは言え、ホテル暮らしは割といいことも多いかも知れない。
何といっても温泉地の旅館から通勤できるのはデカい。
出典:http://www.hakkeien.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/03/eca37a5a28d329563b8436afade5293b.jpg
退勤すれば、毎日露天風呂と温泉だ。
そうそうこんな贅沢な生活はできるモンじゃない。
そして、やはり宿だとスタッフの人や他の宿泊客もいる。
言葉を交わすかどうかは別として、一人暮らしの自宅で一人きりの夜……という寂しさは感じにくい。
退勤の度に味わえる旅気分。旅行好きであれば、案外この感覚は悪くないかも知れない。なお金
規定額と出勤前のドタバタさえ無きゃ晩飯や朝飯も食したいところだが……
出典:http://www.hakkeien.jp/img/restaurant/shukuhaku_main.jpg
先程紹介した、ニュー八景園さんのお食事。間違いなく旨い
あとこれは完全に個人的事情だが、豊田の家をしばらく残せたのも良かった。
おかげで12月頭に、名古屋に行く用事があった際非常に助かった。
名古屋に行く用事。本当にステキな時間だった
おわりに
さて、ようやく今月23日に引っ越すことになりそうだ。
いや～長かった。
そうなると、ホテル暮らしが終わってしまう寂しさもある。まあ、これに関しちゃ仕方あるまい。
ただ……弊社をはじめとする日本企業にこれだけは言いたい。
社員の心理的負担や会社の金もあるし、転勤とかやめへん？
それでは。
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