皆さんは「最強の武将」と聞いて誰を思い浮かべるでしょうか?
日本の戦国時代だと、東西無双の「本多忠勝」や「立花宗茂」なんかを思い浮かべる人も多いのかもしれません。
では、所謂「三国志」ではどうでしょう?
そう聞かれればきっとこう答える人が多いはず。
はい、色んな「三国志」作品でお馴染みの「呂布」ですね。
え、どこかおかしい?そんな馬鹿な。
「呂布」は美少女であったことはあまりにも有名。「古事記」にもそう書かれている。(大嘘)
というわけで、今回は
美少女と化した「呂布」を育てる育成ゲーム、「Lu Bu Maker」(steamにて配信中)
の紹介をいたしましょう。
(※1 「lu bu」は「呂布」のアルファベット表記)
(※2 本記事では「三国志」についてはある程度知っている前提で話を進めますので、分からないことがあったら目の前にあるデバイスでお調べになってください)
(※3 なお、筆者の「三国志」知識は某無双シリーズに中国の大河ドラマをミックスして毛が生えた程度ですので「三国志」警察の方はご容赦ください)
目次
1.「董卓」になって「呂布」を育てよう!ただし……
まずはsteamでの紹介文をご覧ください。
性別が入れ替わった三国志の世界で董卓に生まれ変わった僕は、
洛陽入城に成功したものの、不安な気持ちでいっぱいだった。
そして呂布に出会い養子に迎えたのだが、彼女は想像を超える戦好きだった。
僕は生き残るために、4年間呂布を育て上げることにした。出典:https://store.steampowered.com/app/882900/
短いながらもsteamに誇る名文ですね。
「性別が入れ替わった三国志の世界で董卓に生まれ変わった僕」という主語のパワーがすごい。
まあ、なぜ生まれ変わったのかなどの疑問は色々置いておくとして、プレーヤーは「董卓」として、そして「呂布」の親として、時には働かせ、時には勉強をさせ、時には一緒に休暇を楽しみながら、史実上「董卓」が「呂布」に殺されるまでの4年間を過ごすことになります。
(↑一月ごとに「呂布」の鍛錬や仕事を予定を組んでいきます。ちなみに1枚目の画像にいるメイドが「貂蝉」)
つまり、自分の運命を知っているプレーヤーの「董卓」が上手く「呂布」との絆を深めることが出来なければ、史実通りに容赦なく殺されてしまう訳ですね。
(↑疲れをとるためにも、絆を深めるためにも、そして何より「呂布」の可愛い姿を見るためにも休息は大事)
ええ、そりゃあもう容赦なく殺されます。どんなに仕事も勉強もさせずに家でダラダラさせたり、一緒に休暇を過ごしても、可視化された絆が1でも足りなければ問答無用で殺されます。メッセージウィンドウ2-3個分くらいの文章で。
では、逆に「呂布」との絆を極限まで高めて、仕事や勉強もしっかりさせて文武両道の武将に育て上げることが出来たとしたら……?
(↑頑張れば武力も統率力も政治力も知力も全て兼ね備えたパーフェクト「呂布」ちゃんが誕生します)
史実では、主君を次々と裏切り最後は戦いに敗れて処刑されてしまった「呂布」ですが、このゲームでは、「呂布」をどう育てたかによってその未来を変えることが出来るのです。
(こんな可愛い子に殺されるのなら本望なのでは……?)
2.エンディングは24通り!君だけの「呂布」を育て上げろ!
というわけでこのゲーム、「呂布」をどう育てたかによってその結末が変わってきます。
武将としての能力を高めてあげれば「大将軍」に、知略・政治に長けた人物に育て上げれば「丞相」に、そしてその果てには「皇帝」にも、あるいは「似非坊主」になることもあります。
(↑一部の性癖を持った人間には受けそう)
(↑中途半端に育てると中途半端な立場に収まります。でもkawaiiのでよし)
また、周回プレイにも対応しており、見たことのあるエンディングによって、次の周回で有用なアイテムや特別なイベントが発生します。
そして、エンディングは全部で24通り(公式)あり、さらに、作中登場する「三国志」の英傑、「曹操」・「劉備」・「孫堅」・「袁紹」(当然全員女の子)の誰と友好を深めたかによっても少しずつエンディングの内容も変化していくので、全てのエンディングをコンプリートするのはなかなか大変です。
が、ぜひ頑張ってみてください。自分は諦めました(小声)
(↑デザインは「袁紹」が一番好き。お嬢様口調もgood。さすが名族袁家)
3.丁度いいお値段とボリューム、そして日本語にも対応
さて、紹介してきた「Lu Bu Maker」、現在steamにて好評配信中でございます。
そしてそのお値段なんと「¥820」(非セール時、2018/11/4現在)!
上でも述べたように沢山のエンディングに、イベントに、と値段に比してボリュームのあるゲームになっているので、気になったらぜひプレイしてみてください。
基本はノベルゲーム+育成ゲームといった趣きのゲームで、要求スペックは非常に低いのでゲーミングPCじゃなくても全然遊べるよ!
あと、このゲーム、「三国志」が元ネタなので中国産……かと思いきや実は韓国産でございます。
しかし、なんと日本語テキストに対応しております。しかもこの翻訳の質がかなり高い。
日本語として破綻しておらず、キャラクター性もきちんと描かれています。某ベセスダゲーの翻訳より100倍くらい質が良いです(正直比較するものではないですが)。
ただし、ボイスは韓国語から変えられないのでそれだけは注意です。とはいえ、テキストで内容はすべてわかるので全く不便はしません。というか、言葉こそわからないもののアニメ声で可愛いですヨ。
終わりに
というわけで、かの有名な「呂布」を美少女化したゲーム「Lu Bu Maker」の紹介でした。
正直「三国志」の武将を美少女化したゲームは数あれど、実際にプレイしたのは初めてだったので、「呂布」と美少女化との相性がここまで良いとは……という印象でした。
義理の親子関係であったり、力は強いが粗暴で荒っぽいという性格(のイメージ)であったりと「呂布」の持つイメージ・要素が美少女化と上手く嵌まっていたような気がします。
いや、個人的な感想ですが。
では、今回はこの辺で。
Ainowo
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