皆さん、クソアニメって知ってます?
誰にその誕生を喜ばれたのか。誰がその生誕を許したのか。
絶対にこの世に産み落とさないほうが効用を最大化してくれたであろうに、何故か毎期毎期安定してあいつらは登場してきます。
存在すら許されないレベルのアニメ作品。それがクソアニメになります。
ちょっと前だとスマホ太郎。
これは本当に制作にOKを出したやつの神経が本当に良く分からないぐらいの駄作でした。
詳しくはこちらをどうぞ。
さて、そして話題は写って2018年の夏アニメ。
今期はどうかなーと思ってふたを開けてみたら、
やっぱり潜んでいました、ガチなクソアニメ。
その名も「百錬の覇王と聖約の戦乙女」(通称格安スマホ)。
名前からだと一見そんな地雷臭はしませんが、これはガチでヤバいっす。
早速見ていきましょう。
目次
百錬の覇王と聖約の戦乙女とは
月宮神社には、様々な都市伝説を抱える御神体の鏡がある。中学2年生の少年・周防勇斗は、1歳年下の幼馴染・志百家美月と共に月宮神社で肝試しの証拠として御神体の鏡をスマートフォンで撮影するが、その直後に不思議な呪文が聞こえ、気づけば自分だけが異世界・ユグドラシルへ召喚されていた。
言葉も通じない世界で氏族たちの争いに巻き込まれてしまうも武器すら扱えない勇斗は、スマートフォンから得た先人の知恵と知識を駆使し、多くの仲間に支えられながら現実世界に帰る方法を探す。
wikiより引用
まぁ引用だけだとそんなクソ臭はしないですね。
まぁそんなに面白くないアニメかな?ぐらい。
ただ、一言言わせていただくのであれば……
またスマートフォンか……。
レベル感としては例年稀に見るクソアニメ
正直、
例年稀に見るレベルのクソアニメでした。
見えてる地雷じゃなくて本物の地雷。踏んで初めて「あ、これはヤバい」ってわかるタイプの奴でした。
クソアニメって言っても色々あるわけです。
例えばポプテピピックみたいにクソアニメという点を売りにして笑いを取ってるものもあれば、
スマホ太郎みたいに全部がクソだけど、そのクソさがとがり過ぎて逆に面白い、みたいなクソアニメもある訳です。
ですが、この作品はその点レベル感が全く違います。
この作品は、
クソがネタにできないタイプのクソアニメ
なのです。
クソをネタにできないって正直終わってんだよなぁ……。
レビューしていく
イントロ
まずね、これ開始2秒くらい。
まずもって開始10秒以内でお色気出してくる作品は基本クソだから。
これテストにでるから覚えといて。
そっからのクソアニメ特有の「当ててんのよ」があり、
クソだせぇOPが始まります。
それにしてももうちょっと何とかならなかったのかこのカットwww幾らなんでもダサすぎるwww
開始わずか1分で存分に漂うクソアニメ臭。
もはやするめやくさやが可愛いレベル。ここまでくると最早感動的です。
唐突に始まる白兵戦
そして唐突に始まる白兵戦。
どうやら彼らは現在戦争の真っただ中らしいですが、私たちの理解は蚊帳の外。
一体何が起こっているかの説明もなく、唐突にファランクス陣形にて敵を蹂躙していきます。
( ゚д゚)ナニコレェ
状態ですが、多分そのうち説明があるんだろうなーと思いつつ見進める私。
途中主人公の女が鞭で弓矢を払い落としてみたり、
どっかで見たようなキャラを足して3で割ったかのような女の子が出てきてみたりして、戦争は進んでいきます。
スマホで見た戦術を駆使した主人公の前に、攻めてきた相手は完膚なきまでに敗北。
ついにその首魁が主人公の前に引っ張ってこられます。
分かってはいたけどやっぱ女かよ……。
俺に服従しろと鬼畜な命令をかます主人公ですが、女の子は当然拒否。
くっころ的な勢いで話を聞いてくれないため、主人公は切り口を変えてみることに。
曰く、「俺の義従妹になれ」と。
頭ぶっ飛んでのかコイツ。
しかし本人はいたってイキリト顔。これでも最大限の譲歩はしてやってるとしたり顔で言ってますが、気持ち悪すぎてどうしようもありません。
捕虜にした女の子に妹になることを要求するってどんなプレイなんでしょうか。性癖がゆがみ過ぎてて僕らの理解を超えすぎています。
これには女の子も困り顔。
どうやら設定として「盃を交わす→絶対に裏切ることの出来ない兄弟(兄妹)になる」というものがあるらしいですが、視聴者としては知ったこっちゃありません。
今の所、主人公の評価は初対面の女に妹になることを強要する性癖のバグった奴というものに固定されてます。
なお拒否する女の子ですが、従わないと村を焼くぞと脅す主人公。
いやお前、どんだけ妹にしたいんだよと僕の魂がツッコミを入れていますが、そんなものは画面越しに通じる訳もなく、女の子は泣きながら妹分になることを宣言。
しかし妹分にはなるけど子分にはならない!と良く分からないことを喚き散らし、部屋を退出していきます。
そして何故か椅子から崩れ落ちる主人公。
曰く、「交渉には非常に精神力を使うんだよね……」とのことですが、
いや、お前いつ精神力を消耗するような交渉をしたんだよ……。
お前がしたことと言えば幼気な少女に妹になることを強要しただけだろ……。
妹を手に入れたかと思いきや
こうして妹を一人手に入れることに成功した主人公。
ぐっへっへ……な展開になるのかと思いきや、
スマートフォンの本来の使い方をいかんなく発揮し、どうやら我々と同じ世界に住んでいるような女の子と通話をし始めます。
まーた新キャラ出てきたよ……。いや、まじで君誰だよ……。
どうやら結構懇ろな仲らしいですが、本当に誰でしょうか。
僕らはこの作品の一期を見逃していたのでしょうか?
そう思うぐらいには怒涛の展開過ぎて理解が追いつきません。
そのまま朝のご奉仕をされかけてみたり
(このシーンは非常に良かったとだけ言っておく)
こんな格好で家事やってたら死ぬぞお前。って格好の鍛冶屋に行ってみたり、
なんとも言えない感じに崩れた作画で盃を交わし、本格的に兄妹になったりしました。
さて、妹が増えてめでたしめでたし……。
となっても終わらないのがアニメの定番で、この作品もその例に漏れず次なる展開があるんですが……
いやもうお腹いっぱいだよ……。もうゴールしていいよね……?
元敵の頭領の部隊が襲われる
どうやらその次の展開とは、仲間にした女の子の元所属していた軍隊が今現在攻撃を受けているらしい、というもの。
主人公たちを襲って負けて弱っているところを奇襲されそうになっているらしいですが、自業自得なのでまぁ仕方ないよねって感じ。
ですが主人公は「助けるぞ!」とめっちゃ意気込んでいます。
これには老害たちが反対。
「いやいや、貴方。妹分にしたからって、その子が所属してる軍隊まで助けるのはどうなのよ」
「元々その子の軍隊って敵ですよ?むしろ好都合じゃないですか?」
「アナタはまだ若い。戦いの機微が分かっていない」
と、助けることを拒否。
これには主人公激怒。
心の入った一喝で老害どもを黙らせます。
……。
……。
……?
あれ?でもよく考えれば老害ども、間違ったこと一つも言ってないような。
寧ろこの場合、無茶苦茶言ってるのって主人公のほうじゃ……?
という疑問を持ったところで当然意味は無く。
ヒロインに関しては完全にメスの顔をしてますし
子分には成り下がらない!とかイキってたピンク髪は即落ち二コマ。
ちょろすぎだろお前。
.
そして懇親のドヤ顔をかました後に、この女の子の部隊を助けることを宣言する主人公。
いやいやいや。
お前どやってるけどさ、今回に関しては老害どもの言ってること、多分正論だから聞いてやれって。
そんな論破したみたいな雰囲気だしてるけど、実は何も論破できてないからね。
そしてEDへ
そしてEDも酷いこと酷いこと。
みてこれ。
とりあえず脱がして尺を稼いでんの。
名作のEDとかOPとかってすごい凝ってますけど、あれって作品にかける情熱があってこそじゃないっすか?
多分無いんだろうね、この人達。
だから唯一どんな駄作であっても持てる情熱であるエロスに全力を振り切った感がありありと現れてて、
なんかもう、可哀想になってくるよね。
見た感想:下手すればスマホ太郎より酷い
僕は持論なんですが、内容がいくらクソでも、ある程度笑えればまぁ良いんじゃないか?
と思ってるタイプの人間なん出すが、
この作品はそのクソさに笑うことすら出来やしないんですよ。
クソさを笑い飛ばせればいいんです。スマホ太郎みたいに。
あそこまでぶっ飛んでるともう突っ込みながら見れるので逆に面白いんですが……。
なんていうんだろう……。この作品は、
作者が多分頑張って面白く書こうとして全く面白く仕上がってない所が究極的にクソなので、クソ要素に何となく作者の頑張りが見えるし、全力でクソさが突き抜けてないから笑えないんすよね……。
そこがね、苦しい。見てて苦しい。
24分のアニメだったんですが、途中から三倍速で見ないとやってらんなかったよ……。
とはいえ、この作品にも面白い所はある
これだけ散々こき下ろしてきた本作ですが、当然面白い所も存在します。
やはり面白いところがなければアニメとして生まれいずることは無い訳ですよ。
それにこれだけ馬鹿にした訳ですから、面白い所も紹介しないと流石に失礼です。
とう訳で、ここからはこの作品の面白い所を語っていきたいと思います。
まとめ
さて、今回のまとめ、いかがだったでしょうか。
正直ね、こうしてまとめてみましたが、
本気でこれは見なくていいと思う。
これ見るぐらいなら英単語でも勉強して、TOEICの点数を上げることにでも時間を費やしましょう。
なかなか人生でもトップクラスに虚無感を感じる時間でした。
さて、それでは今回はこの辺りで失礼をば!
良かったらスマホ太郎の記事も見てね!
続編を書いてしまった
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