ゲーム好きを自称している私ですが、実はテレビゲームやPCゲームのみならず、ボードゲームのようなアナログゲームも大好物なのです。
この間も大学時代のサークルメンバーとボドゲに興じまして、その時に遊んだ「サイズ – 大鎌戦役 – 」というゲームがとても良かったので是非紹介させてください……!
(↓商品自体はこちら)
目次
サイズ(SCYTHE)=近代東欧×銃装甲兵器×美麗イラスト
「『サイズ』は1920年代のもうひとつの世界の舞台にした、重量級4X(探検・拡大・開発・破壊)ゲームである。そこは農業と戦争の時代、そして傷ついた心と古びた兵器、発明と勇気の時代であった。
欧州に積もる雪は人類最初の世界大戦の灰で黒ずんでいた。かの大戦に重装甲兵器《メック》を送り込んだ「ファクトリー」と呼ばれる大都市国家はその門戸を閉ざし、近隣国家に注視されていた。戦場へと赴く五カ国のうち、自分の帝国を東欧の支配者にまで成長させ、富と名声を得るのは誰か?
世界中で数々の賞を受賞した世紀の傑作重量級ゲームが、完全日本語版となって堂々登場!」
(「ArclightGames サイズ – 大鎌戦役 – 完全日本語版」のページより引用)
上にサイズ日本語版の紹介を引用したのですが、もうこの時点でやばくないですか?(低語彙力)
近代の東欧をベースとしつつ、そこに当たり前のように存在する銃装甲兵器≪メック≫と謎の都市国家「ファクトリー」……
個人的にはもうこの設定だけでワクワクが止まらないのですが、一番見てほしいのはパッケージのイラスト。
牧歌的な麦畑の後ろで悠々と闊歩する≪メック≫とそれを眺める農民の姿……
この異様な取り合わせと、それでいて精緻で美しい西洋画のタッチが見事にマッチしていて、見るものを不安にさせるようでそれでいて目が離せない素晴らしいイラストになっております。
うーん、120点!
しかも、当然のことながら、実際のゲームで使うボードやカードにもこのような素晴らしいイラストが多数描かれております。
さらに、ゲームの顔とも言える≪メック≫も、ゲーム中で使用する駒になっており、ボードを広げてセットアップするだけでもう楽しくなれてしまう、アートワークが非常に素晴らしいゲームとなっております。
重そうで重くない少し重い拡大再生産ゲーム
さて、ここまでパッケージなどの表面的な部分を紹介してきました。
では肝心のゲーム内容はというと、
これがまた面白い。
簡単にルールを説明すると、プレイヤーはそれぞれ勢力を選んで資源を獲得→消費して生産力拡大→再び資源獲得を繰り返し、最終的に一番勝利点が高いプレイヤーが勝利という拡大再生産系のゲームです。
プレイヤーが選べる勢力は5つ(拡張版導入で7つ)あり、それぞれ現実の国がモチーフになっています。
そして、勢力ごとに固有の能力があり、それらを駆使して資源獲得や戦闘を優位に進めていくわけです。
あ、言い忘れてましたが今作にはもちろん≪メック≫同士の戦闘要素はございます。
ただ、メカ同士の熱い戦いが繰り広げられる……!と思いきや、実はそこまで戦闘は起こらなかったりします。
それよりも、いかに領地を確保しつつ、資源含めた各種リソースを集め、消費していくかが重要です。
正直なところ、ここで詳細にルールを説明するには難しいほどには一見複雑で重めのゲームではあるのですが、プレイ感としては、思ったよりも軽く遊べる重ゲーという印象でした。
- 勢力ごとに固有の能力はあれど、アクション自体はどのプレイヤーもほぼ変わらない
- 相手に影響を及ぼすようなアクションが少ない
- 資源とその消費先が全て1:1で対応している
これらの要素が、思ったよりも軽い感覚で遊べる要因かなーと思ってます。しかしながら、得られる満足感は重ゲーのそれなのがとても良いところです。
例えるのなら、飲み口が柔らかく水のように飲めてしまう日本酒のような感じでしょうか。
ともかく、ゲーム部分も間違いなく面白いということは声を大にして宣言しておきます。
ボドゲに興味がある人におすすめ
(↑初プレイの様子。画像が小さい奴は器も小さい)
上で述べたように、実際にはかなり重めのゲームではありますが、重めのゲームの中ではかなり軽めに遊べるゲームでもありますので、
最近ボドゲに興味が出てきて少しずつ遊び始めたけど、ちょっと複雑なゲームも遊んでみたい
といった方には特にうってつけではないかと思います。
もちろん、普段からよくボドゲを遊ぶという方にも本当にお勧めです。面白いです。
ぜひ皆さん遊んでみてください。
それでは今回はこの辺で。ではでは。
Ainowo
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